
日本でタオルはどのように普及してきたのでしょうか?
タオルが本格的に日本において利用されるようになったのは、それほど昔のことではありません。現存している公式の文書をひも解いてみても、日本でタオルが使用されていたことを示している最古のものは、明治時代になってからと言います。日本でタオルが使われた最古の文書は大阪の税関で取り扱った輸入品目の中に残されています。大阪の税関の文書によると「浴巾手拭」という言葉が書き遺されているといいます。
日本でオリジナルでタオルが製造されたのも明治に入ってからのことです。現在、日本最古のオリジナルタオルといわれているのが、1880年に当時大阪で営業をしていた井上コマというところが製造したタオルが最初です。当時のタオルは竹篠を綿糸に打ち込むという製法で作られていました。そして完成間近になると、竹篠を取り出して代わりにパイルを織りこむという手法で作られていたといいます。
日本にタオルがやってきた当初は、イギリスから輸入されたタオルが多かったといいます。イギリスのタオルは面で作られているものが多かったため、非常に肌触りが良かったという評判があったそうです。またイギリスのタオルについては、非常に保温性にも優れていたというので、従来のタオルの使用法のほかにもマフラーなどの防寒具としても使われていたといいます。
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